闘病とは。

昨日、私阿字野の父が亡くなりました。
死因はモルヒネ中毒。

と言っても、病院での投与です。
もともと、父も気功整体師であったのですが、引退後も頼まれると施術をしてしまうという悪癖がありました。
気功師は、自分の気を他人に使って「自分の命を削るタイプ」と「気の供給源を確保し、自分の気は使わないタイプ」がいます。
父は、前者の方で、自らの命を切り売りするやり方をしていました。
私と父は、そもそも気功の出で立ちが全然違うため、全く手法が異なりましたので親子で気功師してても、実は全く違うものだったんです。
文字にすると同じですが。
なので、当店の気功は父譲りのモノではないのです。

そんな父は、とても元気なうちに気功師をリタイヤしたのですが、もともと雑食系で食べ続けるタイプの上に命の切り売りが祟り、前立腺癌を発症させました。しかし、基本は人様のがんも治してきた父でしたので、治すための方法は熟知していると、私は考えていました。

その後、食生活の改善により栄養士である姉のもと、頑張って痛みのみ薬に頼り、しっかりと毎日歩く生活をし、数値的にも殆ど大丈夫のレベルに近づいてきたときでした。実際、その頃の検査では背骨に転移箇所は見られるもののそれ以外に悪いところは無いとの事。
そんな時、放射線日本一のDr.とかいうヤツを紹介され、骨の転移部分を放射線治療すれば、痛みは全く無くなるとの事でお願いしたそうなのですが、まあ、手術の日を伸ばす伸ばす。その結果、何故か出来ないと今更ながら言われたそうです。

そして
つい1ヶ月半前です。当店に父は施術を受けにきました。
施術後は歩行が困難だった彼が、階段を喜んで降りて帰って行ったことが思い出されます。
私は毎日、店に出ているので、父はどんどん通うと言って居たのですが。
その数日後に、痛み止めを変えに病院に行った時にまたも別の日本一の名医とやらを紹介されたのです。

その名医とやらになんと新薬の治験をお願いされたと。

父の最大のウイークポイントは肩書に諂う(へつらう)クセがありました。
なので、この時、父と電話で話をすると、民間医療者として病院治療の無駄と闘ってきた人とは思えませんレベルに落ちぶれていました。
父の話によると、ハーバード出のDr.で海外では実績のある薬で、日本ではまだ許可が降りていないが100%治り、またゴルフを思う存分楽しめるようになると言われた。との事、何を血迷ったのかそんな詐欺まがいの、がん患者に言う当たり前の口車に乗せられるとは情けない。

なので、当然の如く猛反対したのでした。
そんな訳あるか!と。

本来、自分が父の所に足繁く通い、施術するべきだったのですが、とにかく忙しい。
忙しすぎて、父のお見舞いにもほとんど行けなかったのが実状でした。
「自分の親なんだから」という人もおられると思いますが、毎日体力の限界まで動きまくる毎日で、
特に店のオープン前と後、業務山積みで、昨年から今年は月に1日休めれば多い方という日々なんです。
通常の生活で無理しているのに、とても父の援護には行けない状況でした。

そんな時の電話でしたが、この手の治療には解決策を導き出してきた私と父本人の実績は、父の頭の中から、どこかに消えてしまっていましたので、治った姿を「まあ、見ててよ」と自信満々に医者に命を託しながら私の意見は一蹴されたので、その時既にこうなる事を覚悟はしました。

新薬は一回痛み止めを止めないと使用できないという事で少しの間、絶っていたのですがそのお陰で痛みは増大し緊急入院。
新薬の治験は、その名医とやらのご希望の症状ではなかったのか結局投与されず、一度増大した痛みはちょっとやそっとの痛みでは無いので、そこから入院生活が始まってしまいました。

元来子供でも我慢できるような痛みにすら激痛レベルで大騒ぎする人だったためにどうしても医者に頼りがちにならざるを得ない結果は、ごくごく一般的な結末に引き込まれたわけです。

その後、痛みは増え続け、いつの間にか勝手にモルヒネに切り替わり、案の定の結果に落ち着きました。
危篤の連絡を受け、急いで行くも間に合わず。
因みに主治医3人中責任者はおらず、いないから挨拶も無し。担当患者が危篤でしかも、今週持つかどうかの目算までしていると聞いた直後の危篤なのに「居ない!」とても人間味のある病院です。
その名も横○市大病院。
まさに恐怖病院ズの一角です。
看護師さん方は良い人達なんですけどね。

勿論、転院の希望は出していましたが、良い病院は恐怖病院達にひどい目にあわされた?人達で満床。空き待ちでした。

父と最後に交わした言葉は痛み止めのせいでチンプンカンプンでしたが云わんとしていたことは理解できました。
病院に関わり始めたらあれよあれよと「死」に案内される様を伝えていました。そして、私のやっている事の正しさを強調していました。

今、命と向き合う人達に声を大にして言いたい。
治療法はひとつじゃ無い。ましてや、現代医療では治し方すら確立されて居ない事が山ほどある。
小さな視野で判断を誤ると、肝心な視野が見えなくなるんです。
難治病と闘うのは副作用と闘うということでは無いんです。
正しい知識と行動を学び、そして、自分の命を決めるのは本人である事を自覚してほしい。
「自分の人生は自分が決める」強い意志を持ってください。

心から伝えたいので、ブログでご報告しました。

今は父の冥福を祈るばかりです。

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